日中の眠気…もしかして 睡眠時無呼吸症候群!?
ブログ2020.03.30
コロナウイルスの感染対策で大変な毎日ですが、みなさん御自身のできる対策を行い、体調を整えましょう。
いろんな情報が流れていますが、何より体調、免疫力を高めるのが大切です。
かくいう私も、いろんな方のアドバイスをいただきながら、少しずつ対策を行っています。
さて、少しずつ暖かくなってきた今日この頃ですが、春先になると新年度の準備も忙しい中、ぽかぽかして眠気が。。。なんてこともありますね。
今回はそんな日中の眠気に関わる病気の一つである睡眠時無呼吸症候群についてお話します。
睡眠時無呼吸症候群ってどんな病気?
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome: SAS [サス])とは、夜間の睡眠中に無呼吸と低呼吸を繰り返す病気のことです。
この原因は大きく二つに分けられ、
- 閉塞型 – なんらかの理由により呼吸の際の空気の通りが悪くなってしまうタイプ
- 中枢型 – 脳の呼吸中枢に異変が生じ、無呼吸となってしまうタイプ
となります。
簡易検査やポリソムグラフィーという検査により、寝ている間の無呼吸と低呼吸を測定して診断します。
睡眠時無呼吸症候群はどんな症状?
- 日中の強い眠気
- 集中力が続かない
- いびき
- 寝ている間にも呼吸が乱れる
- 体が重い
上のような症状がある方は、一度外来受診をおすすめします。関連した問診票も用意してありますので、睡眠時無呼吸が疑われた方には、診断のための検査を行います。
こんな人は要注意!
睡眠時無呼吸症候群は生活習慣病と深い関連があると言われています。
糖尿病や高血圧、脂質異常症がある方は注意が必要です。一般的には太った男性に多い印象ですが、骨格などの影響もあり痩せ型の男性や女性でもあり得ます。
睡眠時無呼吸症候群の治療・予防には
睡眠時無呼吸症候群の治療としては、
- 持続的陽圧呼吸法(Continuous Positive Airway Pressure: CPAP [シーパップ])
- マウスピース
- 外科的治療
などがあげられます。
代表的なものはCPAPになります。マスクをつけて睡眠中の呼吸の手助けをしてくれるもので、とても効果的です。
睡眠時無呼吸症候群の予防としては、やはり生活習慣病との関連から規則正しい生活を取り入れ、運動や食生活を気にかけていただくのが大切です。
今回は睡眠時無呼吸症候群の症状と治療・予防についてお話ししました。
生活週間病で通院中の患者さんや、日中の眠気が気になるな、いびきがちょっとな、という方がいらっしゃいましたら当クリニックまでお気軽にご相談ください。