西多摩医師会「市民健康講座」~地域医療と草花クリニック~
ブログ2023.12.15
こんにちは!理事の下村薫です。
11月25日(土)にイオンモール日の出のイオンホールで西多摩医師会主催の「市民健康講座」が開催され、私も受講しました。
市民健康講座は、地域の方々にとって身近な病院や病気のことを、分かりやすく楽しく学ぶために企画された講座です。
今回は当院院長が司会を務め、西多摩医師会長である進藤幸雄先生と、地域の三公立病院の院長先生が大集合し、それぞれ「わが病院」をテーマにお話しされる、とても贅沢な企画でした。
当日はなんと120名近くの地域の方が集まり、大盛況を博しました。
この記事では、そんな市民健康講座に絡めて、地域医療の中での草花クリニックの役割をご紹介いたします。
第1部 「病院・診療所の役割の違いと地域医療連携について」
講座の第1部は東京都相互理解のための対話促進支援事業です。
「病院・診療所の役割の違いと地域医療連携について」と題し、西多摩医師会長の進藤幸雄先生が、かかりつけ医を持つことの重要性や西多摩地区全体での病診連携についてお話ししてくださいました。
日頃の診療は、私たち草花クリニックも含まれる「診療所(クリニック)」の役割です。
当院では地域の身近なかかりつけ医として「医者であれば患者さまを総合的に診る姿勢が必要」という考えのもと、診療を行っております。
日々の健康についてご相談いただくことで、健康状態や病状を把握することができ、病気の早期発見や継続した治療のサポートを行うことができます。
さらに専門的な治療が必要になる場合には近隣の専門的な病院を紹介し、患者さまが効果的な医療を途切れることなく受けられるよう連携をしております。
健康を守るためには、このように切れ目なく医療を受けられる環境が欠かせません。
西多摩地域では地域医療の密接な連携を行い、地域の方々の健康をサポートしておりますので、慢性的な病気の治療や健康のご相談は、お気軽にご連絡ください。
第2部 テーマ「わが病院」
第2部は「わが病院」というテーマで、各公立病院の力を入れている医療についてのお話でした。
公立福生病院
公立福生病院院長の吉田英彰先生は、身近なコロナウイルス感染症対策への取り組みをはじめ、経営強化プラン“3本柱”である二次救急を断らない医療機関・急性期からポストアキュートまで途切れのない連携を行う医療機関・がん診療対応医療機関についてお話ししてくださいました。
公立阿伎留医療センター
公立阿伎留医療センター院長の根東義明先生は、公立阿伎留医療センター創生期の写真に始まり、現在推し進めている最新の医療DXについて、豊富なスライドと共に分かりやすくお話ししてくださいました。
市立青梅総合医療センター
市立青梅総合医療センター院長の大友健一郎先生は、救命救急医療、高度急性期医療・高度専門医療、特殊医療、医療連携、教育研修など力を入れている取り組みと、新病院整備事業についてお話ししてくださいました。
どの先生もユーモアを交じえたお話で、会場は大変盛り上がりました。
休憩時間に回収したアンケート・質問用紙に記載されていた質問へ、各先生方が答えてくださる時間もあり、先生方の個性溢れる解答に会場からは笑いが上がっていました。
地域の方々と病院との距離の近さは、「相談しやすい環境」において欠かせない要素です。病気が疑われる場合のクリニック・診療所・病院の選び方の判断基準にもなり、病気への不安を払拭できる講座でした。
地域医療と草花クリニック
当院では、西多摩医師会をはじめ地域の医療機関との情報交換や連携をはかり、より効果的に医療を受けられる体制づくりに取り組んでおります。
特に草花クリニックのあるあきる野市は都内でも有数の高齢者地域です。
行政や介護など多職種との連携を行いながら、市民の方々の人生を支える医療の展開を目指しております。
内科系、外科系の一般的な疾患を含め、総合的な診療を行い、各科の担当医師が患者さま一人一人のかかりつけ医として対応しておりますので、健康に関するお悩みがありましたら、お気軽にご連絡ください。
また、西多摩医師会では今回ご紹介した市民健康講座の他にも、地域の方々が参加できる医療の情報発信が定期的に行われております。
健康に関する疑問の解消や病気の早期発見、予防は健康長寿の実現にもつながります。ホームページや各市の広報紙などをご確認の上、是非ご参加ください。