胃カメラ&大腸カメラの「新・内視鏡チーム」発足!!
ブログ2024.05.22
こんにちは、理事の下村 曉です。
私は消化器病専門医、消化器内視鏡専門医として、「胃カメラ・大腸カメラ」とも呼ばれる内視鏡検査を担当しております。
初めてだと特に「痛そう」「怖い」といったマイナスイメージを持たれがちな胃カメラ・大腸カメラですが、病気の早期発見に役立つ大切な検査です。
草花クリニックでは2024年4月より、これらの検査を担当する「新・内視鏡チーム」が発足しましたので、今回は胃カメラ・大腸カメラ(内視鏡検査)についてと、当院の内視鏡検査についてご紹介いたします。
胃カメラ・大腸カメラ(内視鏡検査)とは?
まずは内視鏡検査についてご紹介いたします。
一般的に「胃カメラ」や「大腸カメラ」と呼ばれている内視鏡検査は、細長いスコープを挿入し、胃や食道、大腸の病気を発見する検査です。
胃カメラ検査では胃がん、急性胃炎、食道がん、逆流性食道炎、さらにはがんを引き起こすことにつながることもある胃内部のピロリ菌の有無を確認することができ、大腸カメラ検査では2022年の部位別がん死亡数でも男性2位、女性1位となっている大腸がんをはじめ、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎などの病気を見つけることができます。
胃や大腸などの検査では他にも「バリウム検査(胃透視検査)」や「カプセル内視鏡検査」「大腸CT検査」などがありますが、バリウム検査は病気が進行しないと発見しづらい検査であり、「カプセル内視鏡検査」「大腸CT検査」についても技術が発達してきているものの、まだまだ大腸カメラの優位性は揺らいでいません。
胃がんや大腸がん、食道がんなどの消化管悪性腫瘍は、早期発見できれば内視鏡でがんを完全に取り除く「根治術」を行うことができる場合があるため、早期発見が得意な胃カメラ・大腸カメラをおすすめしています。
草花クリニックの胃カメラ・大腸カメラ(内視鏡検査)
冒頭でもご紹介したように、草花クリニックでは2024年4月から内視鏡検査担当医師を増員して新・内視鏡チームを発足し、内視鏡検査に力を入れています。
動画で検査の様子をご紹介しておりますので、初めてで不安という方は是非ご覧ください。
患者さまに安心して検査をうけていただけるよう、特に大切にしているのは「丁寧な説明」と「専門医によるダブルチェック」です。
当日のうちに検査結果を内視鏡担当医師からご説明させていただき、検査画像や図を使用することで、分かりやすい説明を心がけています。
どんな些細な心配ごとにも丁寧にお答えいたしますので、お気軽にご質問ください。
※病理検査の結果説明が後日になる場合もあります。
また、当院ではこれまでに内視鏡検査によって早期発見し、内視鏡治療に繋げることができた症例を数多く経験してきたことから内視鏡の重要性を鑑みて、今回の担当医師増員にあたって、胃カメラ・大腸カメラ検査を実施する医師だけでなく、消化器内視鏡の専門医によるダブルチェック体制を整えました。
一層、病変の早期発見につなげやすい体制となった新・内視鏡チームでは、これまで以上に早期発見に注力して、あきる野地域のがん予防や消化器病疾患の治療に努めていきたいと思います。
負担の少ない胃カメラ・大腸カメラ
胃カメラ・大腸カメラ検査は特に特定の症状が出ている方や、健診で異常があった方、胃がんや大腸がんにかかる方が増加する年齢の方などにおすすめしております。
以下の記事でも「受診をおすすめしたい方」についてご紹介しておりますので、是非ご覧ください。
胃カメラ・大腸カメラ(内視鏡検査)のすすめ
苦痛の少ない的確な検査と治療が行えるよう、鼻からの胃カメラや日常生活への負担が少ない検査回数の低減など、検査に工夫をしながら対応しております。
胃カメラ・大腸カメラがはじめてという場合にもお気軽にご相談ください。