下村智院長が東京医科歯科大学の臨床教授に就任しました
お知らせ2024.06.14
緑が生い茂る季節となりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
当院の下村智院長が東京医科歯科大学からの推薦を受け、2024年度臨床教授に就任しました。
今年度から当院では、東京医科歯科大学とプライマリ・ケア領域の専攻医を受け入れるプログラムで連携を取ってまいります。
医師の仕事はとても幅広く、奥深いです。
臨床医、基礎研究、行政医と様々な分野で活躍してきた実績を生かして、今後は若手医師の育成にも力を入れていきたいと思います。皆さま応援のほど、よろしくお願いいたします。
下村智院長の経歴
昭和56年に防衛医科大学校を卒業後、自衛隊関連の病院で研修し、平成2年から平成4年の間、米国国立衛生研究所(NHLBI)へ留学していました。
元々血液内科医であった院長は留学中、遺伝子治療の基礎研究に従事し、専門誌『Blood』『Virology』に論文が掲載されました。
アメリカでは日々、ピペットや電気泳動の機械などとにらめっこしていたそうです。
帰国後は、ビキニ環礁での水爆実験による被害を受けた第5福竜丸の犠牲者の治療と、その他に国内の被ばく事故にも対応しました。
放射線障害の研究にも従事し、前科学技術庁放射線医学総合研究所(放医研)の主任研究官を務めました。
放医研在籍中にはロシアのチェルノブイリ原発事故の調査研究にも携わっていました。当時のロシアの医療事情にも触れ、海外の研究者と交流を持っていました。この時の研究は3年前に専門誌『Toxicology』に掲載されています。
その後、当院前身の平林医院を継ぐため臨床医に戻り、平成12年に平林医院の副院長、平成17年には草花クリニック理事長に就任しました。平成29年からはあきる野市医師会長として新型コロナ感染症対策に奔走していました。