鎮静剤を使用した内視鏡検査を導入します
ブログ2024.11.28
こんにちは!理事の下村薫です。
胃カメラや大腸カメラなどの「内視鏡検査」は、胃がん・大腸がんをはじめとした胃腸の病気を調べることができる大切な検査です。
検査自体は数分で終わりますが、「嘔吐反射が嫌」「痛いと聞くので怖い」という方も多く「内視鏡検査と聞くと身構えてしまう」という声もよく耳にします。
そんな緊張感や恐怖感を軽減するため、当院では「鎮静剤」を使用した内視鏡検査を導入することにしました。
鎮静剤を使った内視鏡検査とは?
鎮静剤を使うと、意識レベルが下がって軽く眠ったような状態になります。
その状態で内視鏡検査を受けることで、検査中の不快感や恐怖感をほとんど感じることなく、リラックスした状態で検査に臨むことができます。
鎮静剤を使う内視鏡検査のメリット
- 内視鏡検査の不快感や不安、緊張を和らげる
- 器具を口の中に入れた際に「オエッ」となる嘔吐反射を軽減できる
内視鏡検査は、バリウム検査などでは見つけにくい初期段階の病気も発見しやすいため、早期発見・早期治療につながります。
過去に内視鏡検査で苦しい経験をされた方は内視鏡に苦手意識を持たれる方も多いですが、検査を避けたことで病気が知らないうちに進行してしまうこともありますので、鎮静剤を使用した内視鏡検査がおすすめです。
鎮静剤を使う内視鏡検査のデメリット
- 検査後は完全に意識が覚めるまで60分間院内で安静にしていただく必要がある
- 検査後当日は車やバイク、自転車の運転ができない
当日は鎮静剤の影響がわずかに残ってしまう場合があるため、運転をはじめ、激しい運動、仕事、外出、飲酒なども控えていただくよう、お願いいたします。
鎮静剤を使用した内視鏡検査を受ける場合には、ご来院方法やお時間にご注意ください。
血圧低下などの副作用が生じる場合もありますが、安全に検査を受けられるよう、検査方法や使用する薬剤に十分に配慮して、経験豊富な医師とスタッフが常に検査の状態を観察しながら対応しております。
是非一度、鎮静剤を使用した内視鏡検査をご検討ください。
より多くの人に快適な内視鏡検査を
内視鏡検査は病気の早期発見、予防に大きな効果がありますが、不安感から避けてしまう方が少なくありません。
鎮静内視鏡であればリラックスして検査を受けることができますので、これまで検査に苦手意識のあった方でも検査を受けやすく、ご自身の健康管理にお役立ていただけます。
内視鏡検査を迷っていらっしゃる場合には、以前の記事「胃カメラ・大腸カメラ(内視鏡検査)のすすめ」で、内視鏡検査の受診をおすすめしたい方についてご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
消化器系のがんにかかりやすい年齢、性別、そして検査を受けるべき症状などをご確認いただけます。
内視鏡検査をおすすめする条件に当てはまる方や、一度も内視鏡検査を受けたことがない方は早めに検査を受けて、病気の早期発見につなげましょう。
鎮静剤を使用した内視鏡検査をご希望の方は、是非草花クリニックへお問い合わせください。
皆さまも一度、鎮静内視鏡の快適さを体感してみませんか?