業務継続計画で安心のクリニックへ ~「レインバスター」導入~
ブログ2024.12.06
こんにちは!理事の下村薫です。
いつ起きるかわからない「自然災害」。
近年自然災害による被害が増加する中、医療機関では災害時でも診察などの業務を継続できるように業務継続計画(BCP)を見直すことが重要になっています。
特に大切なのが、生きるためにも不可欠な「水」への対策です。
2024年1月に起きた能登半島地震では約58,738戸で断水が発生し、地域によっては5か月ほどの断水が続きました。断水は長期化しやすく、被害を受けるのは医療機関も例外ではありません。
危機的状況下でも職員やその家族の安全を確保し、事業の継続性を担保できるよう、当院ではBCP対策の一環として、新たに「アルカスレインバスター」を導入しました。
アルカスレインバスターとは?
アルカスレインバスターは、ミネラルによる除菌・凝集効果とフィルターを組み合わせた急速浄水システムです。
緊急時、1人が1日に必要な水の量は2~3Lと言われていますが、アルカスレインバスターは浄水場と同じ仕組みで、1時間で800Lを浄水。細菌やウイルスはもちろん、臭いまで除去してくれるため、雨水でも安心して飲める飲料水レベルに。
太陽光発電によって停電時も使えるため、災害時に力強い味方となります。
なぜアルカスレインバスターなのか
数ある浄水システムの中でアルカスレインバスターを選択した理由は、その効果とコストパフォーマンスの高さにあります。
特に、以下のようなポイントが魅力でした。
1.災害対策の強化
大雨や洪水などの水害が起きた際にも断水の影響を受けず被害を最小限に抑えられるため、企業活動の継続を確保できます。
2.持続可能な水資源管理
雨水や河川からの取水の浄化を、標準装備のソーラー発電と蓄電で行えるため、環境にやさしい。
3.コンパクトな設計
大人一人分のスペースで収まるため、非常にコンパクト。
職員の安全と事業の継続性確保で安心のクリニックへ
自然災害のリスクに直面した際も当院の職員やその家族へ最大限の安全対策を講じ、地域の皆さまが安心して医療を受けられる環境となるよう準備することは、平常時だからこそできる大切な取り組みです。
アルカスレインバスターは、「ただの雨水浄化システム」ではなく、職員一人ひとりの安全を守るための大切なツールになると考えています。
今後も、職員や地域社会に貢献しながら、自然災害に強い法人を目指していきます。