病棟行事食~クリスマス2024~
ブログ2024.12.26
皆さま、こんにちは。草花クリニック栄養課です。
入院されている患者さまに四季の移り変わりや季節ごとのイベントの雰囲気を感じていただけるよう、草花クリニックでは「行事食」を提供しています。
今回は入院中の患者さまと当院の職員へ12月24日の昼食に提供した「クリスマス特別メニュー」をご紹介いたします。
クリスマス特別メニュー
日本ではツリーやリースを飾り、サンタクロースがやってくることでお馴染みのクリスマス。街中にはイルミネーションが煌めき、ご馳走やプレゼントを楽しみにされるという方も多いですよね。
クリスマス特別メニューでは、そんなクリスマスのわくわくする雰囲気を楽しんでもらえるよう、トレイのシートやおしながき、パフェピックなどの小物もクリスマス仕様で演出しています。
メニューは、クリスマスにピッタリの洋食メニューにいたしました。
胚芽パンにクラムチャウダー、ミートローフ、デザートにミニチョコバナナサンデーと、賑やかなメニューがクリスマスを華やかに彩ります。
胚芽パン
当院では塩分制限のある患者さまも多く療養されているため、昼食でのパン提供が実は少ないのですが、今回は献立の工夫によって、パンをメニューに取り入れることができました。
クラムチャウダー
クラムチャウダーとは、貝や野菜などさまざまな食材がたっぷり入った、アメリカ発祥のスープのことです。
英語で“2枚貝”という意味の「Clam(クラム)」と“具だくさんのスープ”を意味する「チャウダー(Chowder)」を合わせてこの名前で呼ばれるようになったと言われています。
色とりどりの具材が見た目も鮮やか。栄養があり、体もあたたまる一品です。
ミートローフ
ミートローフはアメリカの伝統的な家庭料理です。
英語では「meatloaf」と書き、「meat(ミート)」はご存知の通り“肉”を、そして「loaf(ローフ)」は“かたまり”を意味しているんだとか。
「loaf(ローフ)」は切り分ける必要のある大きさのものに使われる言葉だそうです。
アメリカのクリスマスではターキーなどを食べるのが一般的で、家庭料理のミートローフをクリスマスメニューにする習慣はないようですが、日本では食べ応え抜群で豪華な仕上がりのミートローフも、クリスマスに食べられる機会が多い料理となっています。
ミニチョコバナナサンデー
2024年11月に実施した嗜好調査で「提供してほしいメニュー」として声をお寄せいただいた「ミニチョコバナナサンデー」をメニューに取り入れました。
様々な食感や味わいを楽しめるサンデーは特別感があって、何歳になっても嬉しくなるデザートですよね。
調査で挙げていただいたご意見は、なるべくメニューに反映できるように心がけて食事の提供をしております。
入院中の楽しみとなれる食事を
入院生活のなかでは季節の移ろいを身近に感じにくいため、季節感を少しでも感じていただけるよう、草花クリニックでは行事食を提供しております。
入院患者さまが食事から癒しや安らぎを感じて元気になっていただけるよう、これからも努めてまいります。