ロコモ健康教室を開催しました
ブログ2025.01.22
昨年11月30日(土)に、当院主催の『ロコモ』をテーマとした健康教室が開催されました。
当日は多くの方にご参加いただき、大盛況を博しました。集まってくださった皆さまに感謝申し上げます。
今回は、健康教室当日の様子と、参加者の皆さまにご回答いただいたアンケートのご報告をいたします。
事前アンケート
当日は70代・80代を中心に、30名の方がご参加くださいました。
割合としては女性が多かったようです。
事前にご協力いただいたアンケートでは、「ロコモ」という言葉を知っている方は70%で、ロコモの知名度は高いようでした。
一方で、体力の低下を感じていらっしゃる方は85%以上を占め、体力維持のために何かしらの行動を起こしている方も多く見られました。
具体的にはウォーキングやストレッチ、ラジオ体操、水泳などが見られ、中にはフラダンスをされている方や、高尾山へ月3回登山するという方もいらっしゃいました。
ロコモティブシンドロームって?
そんな中始まったロコモ健康教室。
下村曉副院長の軽妙な司会とともに、『本日の主役』のたすきをかけた竹茂彰子医師も登場しました。
竹茂医師もはじめこそ恥ずかしそうにしていましたが、ロコモティブシンドロームについての解説が始まると堂々とした説明に、大変好評をいただきました。
いただいたご意見
- スライドに指し棒を使ってもらえればよかった
- 説明がわかりやすく、日頃動いていた方がいいと感じました(70代)
- 優しそうな雰囲気がでていて、話し方も、わかりやすかったです(70代)
- 声をもう少し大きくしてもらいたかった(80代/女性)
- これから毎日行いたいです(70代/女性)
- 筋肉と骨の相関性について知ることができて良かった(60代/女性)
終了後のアンケートでは「スライドに指し棒を使ってほしい」「声をもう少し大きくしてほしい」などのご意見もいただきましたので、次回以降改善を重ねてまいりたいと思います。
ロコモチェック・インボディー測定
彰子医師の解説で「ロコモ」について把握できたところで、運動器の衰えを確認する「ロコモチェック」や筋肉量や体脂肪率などを計測できる「インボディー計測」を行いました。
院長も大股の2歩の運動や40cmからの片足立ちなどを実演し、会場は大変盛り上がりました。
それぞれ計測結果を見て一喜一憂されているご様子で、「ロコモ」を知識としてだけでなく、より身近に自分ごととして感じていただける機会となったのではないかと思います。
計測にご参加いただいた皆さま、お疲れさまでした。
いただいたご意見
- 測定人数を増やしてほしい
- 日頃このような測定をする機会がないのでとても参考になりました
- 自分もやってみたい(60代/女性)
- 初めて知った(70代)
- 自分のロコモ度を知ることができました(70代)
- たまにはこんな測定をするということで心身ともに刺激を受けた(70代/女性)
- 普段やっていないのでよくわかりました。片足立ち難しい…(70代/女性)
- 低い椅子の片足立ちはできなかった(70代/女性)
- 両脚と片脚があってよかった(60代/女性)
- もう少しゆっくり話とよい(80代/女性)
ロコモ体操
最後は訪問リハビリテーション課理学療法士の山岸丈矩課長による「ロコモ体操」です。
ご自宅でもできるロコモ予防体操を皆さまで実践。こちらも大変好評でした。
体操は続けていくことも大切です。参加いただいた皆さまは是非継続して取り組んでみてくださいね。
いただいたご意見
- チョコチョコ動く!日々、心掛けます(70代/女性)
- わかりやすかった(70代/女性)
- いつもの通り、親切でよかった(80代/女性)
- 具体的でとてもよかったです(70代/女性)
- ゆっくりすることの大切さを再認識できました(60代/女性)
事後アンケート
健康教室終了後のアンケートでは「ロコモについて人に説明できそうか」「ロコモ体操を実践できそうか」の2点を質問いたしましたが、「説明できる」が40%、「実践できる」が87%の結果となりました。
また、自由記載欄では下記のようなご意見が寄せられました。
・体験できたことで毎日の生活の中で洗濯や掃除のときなど意識できると思います(70代女性)
・自分の現在の状態を知ることができ、これから予防を心掛けようと思えたこと(80代女性)
ご意見をいただいた通り、知識があると普段の活動への意識も変わり、予防につながります。
より多くの皆さまの健康を守れるよう、当院でもロコモについての知識や予防体操を広める啓蒙活動を続けていきたいと思います。
皆さま、アンケートへのご協力、ありがとうございました。
下村曉副院長のコメント
ロコモ健康教室を終えて、下村曉副院長よりコメントをいただきました。
非常にたくさんの方にロコモティブシンドロームに興味を持っていただき、皆さんと一緒になって健康教室を作り上げることができ、大変うれしく思います。
普段診察室だけでは話しきれないお悩みや、疑問点を共有できたことで私しても学びが多い一日でした。
何よりも、参加者の方がご自身の健康に興味を持ち、現状把握、今後の改善に意欲的である姿に非常に心を打たれました。いつまでもこの素敵な笑顔に寄り添い、支えられるような法人を目指していきたいと心に刻むことができました。
今後も地域の皆様と一緒に参加できるイベントを開催していきたいと思います。
今回、健康教室を当院主催で行うのは初めてだったので、職員一同ドキドキしながら当日を迎えましたが、皆さんと同じ時間を過ごせてとても有意義な会となりました。
今後も、今回の反省を生かしてまいりたいと思います。またのご参加をお待ちしています。