そろそろ花粉症対策はじめませんか?
ブログ2018.01.30
こんにちは。草花クリニック院長の下村智です。
そろそろ花粉症を患っている方には、症状が出やすくなるシーズンではないでしょうか?
この花粉症というのは、戦前にはなかった症状で、戦後からヒノキ花粉症が最初に報告され、その後にスギの花粉症が見つかったようです。
今や、スギ花粉症の有病率は約4人に1人と言われています。
私も実践している花粉症対策
この時期になると、くしゃみ、鼻水、鼻づまりで悩む方も多いかと思われます。
実のところ、私も毎年この時期あたりから花粉症に悩まされています…。
毎年、私自身もいろいろな対策を年末から考えながら実行しており、その中でも有効かと思われる方法をご紹介します。皆さまのお役に立てればと思います。
花粉症対策は日々のケアが大切
スギ花粉症の患者さまは、ヒノキにも反応することが多い傾向があるため、約半年間、日常生活からの対策をするのもひとつの方法か思います。
花粉症でもある院長の私自身が実践している花粉症対策をご紹介いたします。
- 花粉症情報に注意して、飛散がはじまったら医師の指示のもと(くしゃみ、鼻水、鼻づまりの頻度と重症度)により、薬剤を処方して「なるべく早く薬を飲む」ようにしましょう。
- 花粉の飛散量の多い時期の外出をなるべく避けましょう。特に晴れた日は注意し、外出する時には「マスク・眼鏡」を使いましょう。ゴーグルは最高ですが、ちょっと目立ちます。
- 花粉が飛散するシーズンは、花粉が付着しやすい「表面が毛羽立った毛織物」のコートの使用はできる限り避けましょう。
- 帰宅時は、家の外で衣類や髪の毛、カバン類の「花粉をよく払って」家の中に入るように心がけましょう。
- 花粉の付着したコート類はなるべく玄関近くにかけ、お部屋に花粉を持ち込まないようにしましょう。
- 家に入ったら、すぐに「手洗い・洗顔・うがい」をして、鼻洗浄操作を3回繰り返しましょう。
- 花粉の飛散が多い時は、家の扉や窓を閉め、換気する際には少し窓を開ける程度にしましょう。
- 花粉の多い時には、布団・洗濯物は「部屋干し」を心掛けて、花粉の付く外に干さないようにしましょう。
- 掃除される際には、花粉の量が比較的多い「窓際を重点的に掃除」して、ガラス窓の桟もよく清掃しましょう。
- 就寝の際に鼻が詰まって息苦しいときは、「鼻洗浄と点鼻薬」を使用して、花粉対策用の加湿器を使ってみましょう。
症状が出たら早めに受診
花粉症は飛散がはじまると、本格的な飛散状況になるので症状が一気に悪化してしまいます。
飛散情報はキーポイントになりますので、くしゃみ、鼻水、鼻づまり等の症状が出たら、なるべく早めに受診して治療をはじめておきましょう。
特に、鼻づまりは睡眠と関係するので、十分な睡眠がとれないと身体の免疫力も低下しがちです。
症状が出はじめたら「できるだけ早いうちに鼻噴霧ステロイド治療」を開始するのが重要です。
花粉症に関わらず、季節の変わり目で体調変化や身体の具合など、お困りのことがありましたら、お気軽に当クリニックまで、お気軽にお尋ねください。