健康診断に向けて食事からはじめる「メタボ対策」
ブログ2018.04.13
4月は入学や入職と新しいことが始まるワクワクした時期ですね。
それに伴い新年度となると、年に1回の健康診断があるという方も多いのではないでしょうか?
「もう、間に合わないよ・・・」
と思うのはまだ、早いかも?!
今からでもできる工夫を私たち草花クリニックの栄養課がアドバイスいたします!
メタボリックシンドロームって?
「メタボリックシンドローム」は、「内臓脂肪症候群」とも呼ばれ、内臓脂肪型肥満と高血圧・高血糖・脂質異常症の両方をもっている状態をいいます。
メタボリックシンドロームは、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化を急速に進める可能性があるため、「手遅れになる前に・・・」という予防医学の観点から生まれた言葉なのです。
メタボリックシンドロームの判断基準とは?
メタボリックシンドロームは、メタボリックシンドローム診断基準検討委員会によって、日本人にあったメタボリックシンドロームの診断基準が設定されています。
内臓脂肪の蓄積を対象とした腹囲とBMI(体格指数)のいずれかを必須項目として、さらに高血圧、高血糖、糖代謝異常のうち3項目のうち2つに当てはまる状態を「メタボリックシンドローム」と診断されます。
高血圧の方へ食事のアドバイス
塩分のとりすぎが主な原因の1つです。
「薄味にしているのに・・・」
「塩やしょうゆはあまり使っていないしなぁ・・・」という方は
食材自体に含まれている塩分に注目してみましょう。
味付けをしなくてもおいしく食べられる食材には、少し注意が必要です。
例えば、かまぼこや干物など、それだけでもおいしく食べられますが、更にしょうゆをつけて食べているということはないですか?
そういった食材は、食材自体に塩分が含まれていることがあるので、塩分の摂りすぎになっていることがありますので注意ましょう。
高血糖の方へ食事のアドバイス
糖分のとりすぎが主な原因の1つです。
「ごはんの量はかなり少なくしているのに・・・」
「甘いものだって少ししか食べていないし・・・」という方は
食べ方を見直すことをお勧めします。
血糖値は食事(食べること)をすると上昇します。このため、食事と食事の間に少量でも食べると、血糖値を上げてしまう原因となるのです。
甘いものを食べたいときには、食事の直後に食べるようにしてみましょう。
また、食事を摂るときには、なるべく野菜から食べ始めると更に血糖値の上昇を抑える効果があるので、試してみてはいかがでしょうか。
脂質異常症の方へ食事のアドバイス
脂肪分の取りすぎが主な原因の1つです。
「揚げ物だって全然食べないのに・・・」
「サラダのドレッシングだってノンオイルを使っているし・・・」
という方もいると思いますが、脂肪分といっても、ここでは動物性の脂肪を指します。
例えば、乳製品やお肉、卵などの動物性脂肪は、血液中のコレステロールを上昇さる働きがあります。
脂質異常の傾向がある方は、1回の食事につき、動物性のものは1~2種類にすると良いでしょう。
栄養士と一緒に食事改善しましょう
健康な身体づくりは「食から」です。
草花クリニックの栄養課では、食事からはじめられるメタボ対策をはじめ、身体にあったお食事など、栄養士が直接お話しを聞いてご提案しています。
無理せず、改善できる方法を一緒に考えましょう。
草花クリニック栄養課まで、お気軽にご相談ください。
いつでもお待ちしております!