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大人も要注意!気管支喘息

ブログ2018.08.29

皆さん、こんにちは。理事の下村薫です。
今回は気管支喘息(成人喘息)のお話をしたいと思います。

皆さんは気管支喘息と言うとお子さんの病気のイメージがあるのではないでしょうか。
実は、大人になってから気管支喘息になられる方は意外と多く10%いると言われています。ただ、症状があっても来院される方は少なく、大きな課題の一つになっています。

気管支喘息の症状

気管支喘息の症状は、なんといっても「」、それから「息苦しさ」です。

  • 「夜寝ようとすると朝方までずっと咳が出る。」
  • 「咳が出るけど良くなったり悪くなったりする。」
  • 「元々アレルギー性鼻炎で、家族もアレルギー持ちが多い。」

こんな症状に覚えがある方は要注意かもしれません。

そのような症状の時は、診察や血液検査、呼吸に関する詳しい検査など、総合的な診察で診断しますので、お気軽に当クリニックへご相談ください。

気管支喘息の診断・治療

気管支喘息の治療は、日常生活を問題なく送れるようになることを目標としています。一般的な投薬治療では大きく2種類に分かれており、日頃から使う長期治療薬と、発作の時だけ使う発作管理薬です。

どちらも吸い込むタイプの吸入ステロイド気管支拡張薬が主流です。
また、両方の薬を混ぜた吸入薬も使われることが多くなっており、薬のシンプル化に一役買っています。

どんな病気の治療でもそうですが、薬を定期的に使用すること、また正しく使用することがとても大切です。

当クリニックでは喘息の患者さまにあった治療を心掛けており、患者さまの日常の喘息の症状の把握と理解を深めるために、できるだけ喘息日記をつけていただいています。この喘息日記は患者さまごとの症状にあった治療にも大変役立ちますので、喘息の方は是非続けてみてください。

また正しい吸入方法に自信が無い方については、当クリニックの担当医にお申し出いただければ、薬剤師が吸入方法について一緒に練習・指導を受けることができます。

気管支喘息はきちんと治療を続けていけば発作を抑え、これまでと変わらない生活を送ることができます。一方で、症状が悪化してしまうと、亡くなる方もいらっしゃる恐い病気でもありますので、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

気管支喘息と生活習慣病

近年、気管支喘息は生活習慣病の側面があり、喫煙、肥満が影響していると考えられるようになってきました。
特に喫煙は、たばこ病と言われるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)を発症し、気管支喘息自体も悪化させるケースもあり、治療に頭を悩まされるところです。

禁煙気管支喘息予防の第一歩です。
そして食事睡眠運動など身体の状態にあった規則正しい生活習慣は健康を保つためにも大事なことです。

当クリニックでは、生活習慣病予防にも力を入れており、常勤の栄養士による栄養指導なども行っておりますので、ご希望の方はお気軽にご利用ください。

正しい生活習慣となるよう配慮して、健康で笑顔で日々過ごしましょう。
何か気になることがありましたら、お気軽に当クリニックへお気軽にご相談ください。